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あおい「アイカツカードの盗難事件?」 蘭「ああ」

281view

更新日2017-03-24 16:54:00

まとめ人:GLDNさん   (0)

IK02_202
1以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 19:36:55.123 ID:QMtO+B3Y0.net
蘭「最近、スターライト学園で多発してるらしい」

いちご「へぇー。泥棒さんが潜んでるってこと?」

蘭「どうだろうな。生徒の誰かがやってるのかもしれない」

いちご「えぇー!?」

あおい「同じアイドルの仲間がそんなことをしてるなんて……考えたくないな」

蘭「私だってそうさ。可能性の話だよ」

おとめ「何の話をしてるのですか〜?」

いちご「あ、おとめちゃん! おはよー!」

おとめ「おはよーございます!」

あおい「アイカツカードの盗難事件について話してたの」

おとめ「とーなんじけん?」

蘭「おいおい、前スターライトクイーンだろ? 知らないのか?」

おとめ「ん〜、学園長から聞いたような……聞かなかったような……?」

おとめ「何にせよ! 皆の大事なカードを盗むなんて! 許せないのです〜!」

おとめ「犯人を見つけ出して、捕まえましょ〜!」






78以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/07(月) 00:30:33.519 ID:3VNoJoKQ0.net
アイカツ!SS珍しいな









4以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 19:42:21.354 ID:QMtO+B3Y0.net
蘭「で、何で私たちまで犯人探しに付き合ってるんだ?」

いちご「だってスターライト学園の問題だよ? 私たちで解決しなきゃ!」

あおい「蘭は乗り気じゃないの?」

蘭「そういうわけじゃないけど……プロに任せておいた方がいいだろ」

いちご「プロって?」

蘭「そりゃあ、警察とか」

いちご「だったらあおいの出番だね! なんたって警視総監だもん!」

蘭「いや、それフィクションだから」

おとめ「おまわりさんにも頑張ってもらいますが! おとめたちはアイドル!」

おとめ「自分達で解決してこその、アイドル! セルフプロデュースなのですよ!」

いちご「おお! さすがおとめちゃん!」

あおい「その熱意、穏やかじゃないっ」

蘭「やれやれ。やるだけやってみるか」






7以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 19:48:16.458 ID:QMtO+B3Y0.net
蘭「で、具体的にどうするんだ?」

いちご「罠をしかけよう!」

蘭「罠?」

いちご「うん。ちょうどトラバサミを持ってるから」

あおい「さすがいちご! 用意がいい!」

蘭「なんでそんなもん持ってんだよ……」

いちご「木の根元にトラバサミを置いて、その上にアイカツカードを吊るして……よし!」

いちご「これで、カードを取ろうとした人は足を挟まれる!」

おとめ「完璧なのですー!」

蘭「こんな見え見えの罠、誰もひっかからないだろ。だいいち、犯人以外の人がひっかかったらまずくないか?」

あおい「たしかに……下手したら犯罪かも」

いちご「え〜! そっかぁ、いいアイデアだと思ったんだけど」






10以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 19:54:27.846 ID:QMtO+B3Y0.net
いちご「うーん、それじゃあ……そうだ! 匂いを辿るのはどうかな!」

蘭「匂いって……何の?」

いちご「アイカツカードの匂い。ほら、ちょっと独特な匂いがするんだよ」クンクン

おとめ「すごーい! 大発見!」クンクン

蘭「盗まれたアイカツカードの匂いだけピンポイントで嗅ぎ分けるなんて人間にできるわけないだろ」

いちご「そっかー、テレビとかだと警察犬が活躍してるんだけどなぁ」

蘭「いや、私ら犬じゃないから」

あおい「捜査の基本は聞き込み。とりあえず、カードを盗まれた生徒から情報を集めるのが定石じゃないかな」

おとめ「なるほど〜!」

いちご「さすがあおい! よっ! 警視総監!」






11以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 20:00:32.964 ID:QMtO+B3Y0.net
―――

しおん「そういえば、知り合いが盗まれたって言ってた」

いちご「ホント!?」

あおい「これは有力情報の予感!」

蘭「その人は?」

しおん「今日は仕事でいないよ。ロケで地方に行ってるから、連絡は取りにくいんじゃないかな」

あおい「そっか……盗まれた時間とかわからない?」

しおん「うーん。たしか、朝起きてカードが無くなってることに気づいたって……」

あおい「ってことは、夜……寝てる間に引き抜かれたのかも……」

蘭「ね、寝てる間って……部屋に忍び込まれたってことか?」

いちご「えぇー!」

おとめ「なんと!」

あおい「まだ分からない。もっと聞き込みをしないと」






12以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 20:06:10.700 ID:QMtO+B3Y0.net
―――

かえで「カード泥棒?」

いちご「うん。かえでちゃんは何か知らない?」

あおい「カードを盗まれた知り合いとか」

かえで「ん〜、今のところ聞いてないかな」

蘭「そうか……」

おとめ「なかなか情報が集まらないのです〜」

あおい「皆、朝起きてから盗まれたことに気づくっとことは分かってるんだけど……」

かえで「何だかよく分かんないけど、今からユリカに会いにいくんだ。一緒に来る?」

かえで「ユリカなら何か知ってるかもしれないよ」

あおい「うん、いいかも」

蘭「行ってみるか」






14以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 20:13:02.150 ID:QMtO+B3Y0.net
ガチャガチャ

かえで「あ、鍵がかかってる」

コンコン

かえで「ユーリカー! 次の仕事について相談に来たんだけどー」

蘭「順序が逆だろ……」

ガチャ ギィィ

ユリカ「ふぁ〜……あら、なんであなたたちもいるの?」

あおい「聞きたいことがあって」

おとめ「おじゃましまーす!」ヒョイッ

ユリカ「あ、ちょっと!」

蘭「眠そうだな」

ユリカ「今起きたばかりなのよ……って、勝手に部屋を物色しないで!」






17以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 20:25:28.821 ID:Sx48XbNaK.net
血を吸われたい






15以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 20:18:54.015 ID:QMtO+B3Y0.net
いちご「あっ、いい香り! なにこれ?」

ユリカ「もう……ファンから送られてきたアロマよ。ペパーミントのね」

蘭「一晩中焚いてたのか?」

ユリカ「ええ。このユリカ様の眠りを安らかなものとする貢物だもの。しっかり使わないと」

蘭「棺桶に入ったらアロマの意味なくないか?」

ユリカ「う、うるさいわねっ。オイルを多めにしてあるから、ちゃんと棺桶の中まで香りはくるのよ!」

ユリカ「……で、聞きたいことってなに?」

かえで「あのね。なんかカード泥棒が出るらしいよ」






16以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 20:25:02.106 ID:QMtO+B3Y0.net
ユリカ「カード泥棒? ああ、聞いたことあるわ」

いちご「ほんと!?」

あおい「犯人の目撃情報とか、盗まれた人の共通点とか、何か知ってることない?」

ユリカ「さあ……共通点といえば、盗まれた子がみんなおマヌケさんだったってことかしら」

おとめ「おマヌケさんですかー?」

ユリカ「だってそうじゃない。アイドルにとってアイカツカードは命の次に……いいえ」

ユリカ「命よりも大切なもの! それを誰とも分からない人に盗まれてしまうだなんて」

ユリカ「気が弛んでいるか、よほどの間抜けかのどちらかでしょ? 有り得ないわ!」

かえで「アハハー、ユリカ言うねー」

ガンッ

かえで「アイテっ」

ユリカ「あ、ちょっと! その棚を揺らさないで! 昨日整理したカードが出しっぱなしになってるんだから」

かえで「カード? どこに?」

ユリカ「……え?」






18以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 20:32:12.669 ID:QMtO+B3Y0.net
いちご「カードなんて置いてないよ?」

ユリカ「そ、そんな……嘘でしょ?」

あおい「もしかして……」

ユリカ「そ、そんなはずないわ! か、勘違いよ! そうだ、きっと机の中に……」

ガラッ

ユリカ「……」

蘭「無いな」

ユリカ「く、クローゼットの中にしまったのかも……」

ガチャッ

ユリカ「……」

おとめ「見当たらないのですー」

蘭「おい、ユリカ。お前……」

ユリカ「……言わないで、それ以上は。嘘よ、有り得ないわ。そんなこと、あることもないこともなくもない……」

蘭「いや、盗まれただろ。確実に」






20以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 20:39:39.359 ID:QMtO+B3Y0.net
いちご「えぇ!? ユリカ様も盗まれちゃったの!?」

おとめ「一大事なのです〜!」

あおい「こ、これは流石に穏やかじゃない……」

ユリカ「」

かえで「おーい、ユーリカー」

ユサユサ

ユリカ「」

かえで「ダメだ。放心状態になってるね」ツンツン

蘭「命よりも大切なアイカツカードをまるごと盗られたわけだからな」

あおい「でも、いったいどうやって……? 私たちがユリカ様の部屋にきたとき、鍵はかかってた……」

いちご「つまり密室だね!? 大変! ミステリーだよ!」






22以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 20:45:42.116 ID:QMtO+B3Y0.net
かえで「朝起きてからユリカがどっかにでかけたんじゃない?」

蘭「私たちがここへ来る前に……ってことか?」

かえで「うん。で、その間に盗まれたかもしれないじゃん」

蘭「おいユリカどうなんだ?」

ユリカ「」

蘭「おーい」

いちご「魂が抜けちゃったみたい」

あおい「……『今起きたばかり』って言ってたし、どこかにでかけたとかはなかったと思う」

あおい「ユリカ様が寝ている間に盗まれたと考えたほうがいいよ。他の子たちもそうなんだし」

蘭「だけど、密室じゃ盗みようもない。窓だって、ちゃんと鍵がかかってるしな」

おとめ「じゃあじゃあ、泥棒さんが鍵を持ってたんじゃないですかー?」

いちご「なるほど! 泥棒さんが鍵を開けて入って、鍵を閉めて逃げて行ったんだね!」

蘭「いや、無理だ。生徒に配られる鍵は1本だけ。その1本はユリカが持ってるだろ?」

あおい「スペアキーをつかったのかも……」






23以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 20:50:16.437 ID:QMtO+B3Y0.net
蘭「スペア?」

いちご「あるの?」

あおい「うん。たしか、管理室にあるはず。行ってみよう」

おとめ「おとめはユリカたんのカードが盗まれたことを学園長に知らせてくるのです!」

蘭「ああ、頼む」

かえで「じゃあ私はここでユリカを見てようかな。このまま放置するわけにもいかないし」

あおい「アハハ、たしかに」

いちご「じゃあ行ってくるね!」

かえで「うん! グッドラック!」






24以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 20:55:18.492 ID:QMtO+B3Y0.net
蘭「ここが管理室か」

ガチャガチャ

いちご「あれ、開かないよ?」

あおい「鍵がかかってるんじゃないかな」

コンコン

いちご「すいませーん! 誰かいませんかー?」

蘭「だから順序が逆だって……」

いちご「うーん、誰もいないみたい」

あおい「鍵を保管してるんだから簡単に入れないのは当然かも」

蘭「どうする? ジョニー先生でもつかまえて、開けてもらうか?」

いちご「開けてくれるかなー」






26以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 21:02:24.547 ID:QMtO+B3Y0.net
???「……」サッ


あおい「!? 誰!?」

いちご「えっ?」

蘭「な、なんだ? どうした?」

あおい「今、廊下の角から誰かがこっちを覗いてた……」

いちご「もしかして、泥棒さん!?」

あおい「分からない……でも、慌てて逃げたみたいだった」

蘭「逃げたってことは、やましいことをしてる可能性が高いな。追いかけよう!」

あおい「うん!」

いちご「待てー! ア〜!」

蘭「ア〜ってなんだよ」

いちご「パトカーのサイレンだよ! ほら、蘭もいっしょに! ア〜!」

蘭「やらないから」






27以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 21:09:09.779 ID:QMtO+B3Y0.net
ガヤガヤ

いちご「んー、どこいっちゃったんだろう。泥棒さん」

あおい「これは、もしかして見失っちゃったかも」

蘭「ちょうど昼休みか……この人ごみの中じゃ、探しようもないな」

あおい「くやしぃ〜! せっかく何か手がかりが得られると思ったのに!」

蘭「ドラマじゃないんだし、そううまくはいかないさ」

いちご「……」クンクン

あおい「……? いちご? どうかしたの?」

いちご「匂う……」

蘭「お昼時だからな」

いちご「ううん。そうじゃなくて、ユリカ様の部屋でいい香りがしたでしょ?」

あおい「アロマを焚いてるって言ってたね」

いちご「うん。それと同じ香りが、あっちから……」

蘭「本当か? 何も感じないけど」

あおい「もしかして……ねえ、いちご! その匂いを辿ってみてくれない?」

いちご「うん!」






28以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 21:15:03.887 ID:QMtO+B3Y0.net
いちご「こっちだよ」クンクン

蘭「まさか本当に匂いを辿ることになるなんて……」

あおい「さすがいちご! お弁当屋さんの娘なだけある!」

蘭「それ、関係あるのか?」

いちご「近い! あそこだ! 匂いの元はあそこだよ!」


あかり「……えっ? ほ、星宮先輩!?」サッ


蘭「匂いの元って……あかりじゃないか」

あかり「霧矢先輩に、紫吹先輩も! こ、こんにちは! どうされたんですか? 中等部に何か用事ですか?」

あおい「ちょっとね」

いちご「匂いを辿ってきたらこっちまできちゃった」

あかり「に、匂い……?」

蘭「なあ、あおい。あかりのやつ、後ろ手に何か隠してないか……?」ボソッ

あおい「うん……」






29以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 21:20:22.018 ID:QMtO+B3Y0.net
あおい「ねえ、あかりちゃん。今、手に持ってるのって何?」

あかり「え!? えーっと、これはぁ〜、な、なんでもないです」

蘭「なんでもないなら見せてくれよ」

あかり「だ、ダメです!」

いちご「え〜? いいじゃん、見せてよ。ちょっとだけでいいから! 気になる〜」

あかり「いくら先輩方の頼みでも、これは……」

蘭「強情だな……」

あおい「あかりちゃん! 今〜日のお空は?」

あかり「どっんな空〜♪」ビシッ

バササッ

あかり「ああっ、しまった! つい条件反射で……!」

蘭「何か落としたぞ!」

いちご「これって……!」

あおい「間違いない。これは、ユリカ様のアイカツカード……」

あかり「うぅ……」






31以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 21:25:46.678 ID:QMtO+B3Y0.net
いちご「そんな、あかりちゃん……! まさかあかりちゃんが泥棒さんだったなんて!」

蘭「どういうことだ。説明してくれ」

あかり「せ、説明しろと言われても……」

あおい「現行犯だから、逃がさないよ」

あかり「あうぅ……これは、その……」

スミレ「待ってください!」

ひなき「悪いのはあかりちゃんだけじゃないんです!」

いちご「スミレちゃん、ひなきちゃん……!」

蘭「まさか……おまえたちもグルなのか?」

ひなき「グ、グルだなんて、そんな」

スミレ「私たちは、ただ脅されて……」

ひなき「スミレちゃん! 言っちゃだめだよ!」

スミレ「……だけど……もうこうなったら……正直に言うしか……」

ひなき「でも!」






33以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 21:34:01.657 ID:QMtO+B3Y0.net
あおい「大丈夫。あなたたち3人が何の理由も無く人の物を盗んだりするはずないって分かってるから」

いちご「私も! きっとどうしようもない理由があったんだよね? 蘭もそう思うでしょ?」

蘭「ああ」

あおい「ね? だから、正直に話してくれないかな。そうしないと、何の解決にもならないよ」

あかり「む、無理です……話せないんです……!」

ひなき「話したら……ひなたちの命が……!」

蘭「……『脅されて』って言ってたよな。誰かに命を狙われてるのか?」

スミレ「……察してください。もしかしたら、今も監視されているかもしれないんです……」

ひなき「心臓バクバクだぜ……」

あかり「うぅ、生きた心地がしないよぉ〜……」

あおい「これは穏やかじゃないわね……黒幕が3人を脅して実行犯に仕立て上げたのは間違いないみたい」

蘭「問題は、その黒幕が誰かってことだな」

いちご「誰なんだろう。う〜ん」






35以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 21:39:16.042 ID:QMtO+B3Y0.net
あおい「そもそも、あかりちゃんたちはどうやってユリカ様の部屋に侵入したの?」

あかり「……」

蘭「だんまりか」

スミレ「ごめんなさい……」

いちご「しょうがないよ! 誰かに脅されちゃってるんだもんね!」

あおい「あかりちゃんが管理室の近くにいたってことは、もしかしてスペアキーを使ったのかな」

蘭「つまり、ユリカの部屋のスペアキーを管理室に戻したところで私たちに出くわしたってことか?」

蘭「でも、どうやって管理室に入ったんだ? 鍵がかかってたはずだけど」

あおい「単純に、あかりちゃんが管理室の鍵を持ってたんじゃないかな」

あおい「もしかしたら、黒幕から渡されたのかもしれない。『これを使え』って」

蘭「だとしても、どうしてわざわざ相手が眠ってる隙を狙うなんて危険なことをしたんだ?」

蘭「いつでも鍵が手に入るなら、皆が授業か仕事ででかけてる昼間を狙った方が安全だと思うけど」

あおい「それじゃだめだよ。でかけるときは、皆カードを持ってっちゃうでしょ?」

蘭「ああ、そうか……カードが部屋に無きゃ、侵入しても無意味だな」

いちご「うんうん! よくわからないけど、流石あおい! 警視総監!」






36以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 21:43:45.241 ID:QMtO+B3Y0.net
あかり「すごい……! さすがイケナイ警視総監……見事に言い当てちゃった……!」

ひなき「ちょ! あかりちゃん!」

あかり「あっ! な、なんでもないですー。何も言ってませ〜ん」

蘭「やれやれ、どうやらあおいの言った通りみたいだな。いちご、あかりをボディチェックだ」

いちご「うん、わかった! それー!」

ゴソゴソ

あかり「ひゃー! くすぐったいです星宮先輩〜」

いちご「あったよ! 鍵!」

あかり「うぅ〜……あっさり見つかっちゃった……」






38以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 21:48:31.504 ID:QMtO+B3Y0.net
蘭「おい、あかり。この鍵、誰からもらったんだ?」

あかり「……」

蘭「聞くだけ無駄か……どうする?」

あおい「……ひとまずあかりちゃんたちを自由にして、泳がせてみるのはどうかな」

いちご「え? でも、今は冬だよ? 風邪ひいちゃわないかなぁ」

あかり「あの、温水プールなら大丈夫だと思います」

いちご「あ、そっか」

スミレ「あかりちゃん。たぶん、そういう意味じゃないと思う」

あかり「え?」

蘭「いちごも、『泳がせる』ってスイミングのことじゃないからな」

あおい「相手を自由にして、その行動を監視することを『泳がせる』って言うの」

いちご「なるほど、そっちか」

あおい「このままユリカ様のカードの行方を辿れば、黒幕の正体が掴めるかもしれない」






39以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 21:54:14.027 ID:QMtO+B3Y0.net
あおい「あかりちゃん。私たちに会ったことは忘れて、このままカードを黒幕に届けてくれないかな」

蘭「黒幕がカードを受け取る瞬間を狙うわけだな」

あかり「それはいいですけど……でも、先輩方に危険が……」

いちご「大丈夫! なんてったって、警視総監だもん! ね、あおい!」

あおい「もちろん! 任せて!」

蘭「いざとなったら、ロッククライミングで鍛えた腕力でねじ伏せてやるさ」

スミレ「さすが、心強いっ」

ひなき「ですな〜。百人力とはこのことだぜっ」

あかり「それじゃあ、私たちは何食わぬ顔で涼川先生にカードを届けてきますね!」

いちご「うん! いってらっしゃい!」

蘭「気を付けて…………ん? 今、さらっと黒幕の名前を言わなかったか?」

あおい「うん。言ってたよね」

あかり「あれ?」

スミレ「あかりちゃん……! 涼川先生の名前を言っちゃったよ……!?」

あかり「え? ええええっ!? し、しまったぁあぁぁぁぁあああ!!!!」






40以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 22:00:56.987 ID:i/UAT+hAd.net
マジかよ瀬名翼最低だな






41以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 22:02:17.122 ID:QMtO+B3Y0.net
ギュンッ

あおい「っ! 危ない!」

あかり「きゃ!」

ズドォォォン

蘭「な、何か飛んできたぞ!?」

いちご「これは……箒だ! 凄い、箒が地面にめり込んでる!」

涼川「やれやれ、お前ら、言っちまったな。黙ってろって言ったのに」

あおい「涼川さん……まさか、あなたが黒幕だったなんて」

スミレ「あ、ああ……」ガクガク

ひなき「名前言っちゃったし……これって一巻の終わりってやつだよね……?」

涼川「ったく、そうビビるなよ。生徒を殺すつもりなんてない」

あかり「ほ、本当ですか!?」

涼川「そもそも、俺はひとことも『殺す』なんて言ってないだろ」

ひなき「『俺の名を洩らしたらお前らまとめて掃除してやる』って言ってましたよね!?」

涼川「『掃除=殺す』に結びつけるなよ。俺は『退学させる』って意味合いで言ったつもりだぞ」

蘭「脅したことに変わりはないんだな……」






42以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 22:07:23.869 ID:QMtO+B3Y0.net
あおい「涼川さん! どうしてあかりちゃんたちにアイカツカードを盗ませたんですか!?」

涼川「男の俺が寮をうろついてたら怪しまれるだろう。だからだよ」

あおい「そういうことじゃなくて……!」

いちご「涼川さんはカードを盗んでどうするつもりだったんですか?」

涼川「さあな」

蘭「さあなって……」

涼川「はぁ……こうなっちまったら、白状するが。俺も使われてる立場なんだよ」

あおい「使われてる……?」

涼川「黒幕は俺じゃない。所詮雇われの身ってことだ。カードはそいつに流してるから、1枚も持ってないぞ」

蘭「真犯人は他にいるのか……!?」

いちご「誰ですか!? 教えてください!」

涼川「そりゃ無理だ。俺だって脅されてる」

いちご「ヒントだけでも!」






43以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 22:13:39.133 ID:QMtO+B3Y0.net
涼川「……はぁ、しかたないな。それじゃヒントだ」

涼川「そいつは、俺が持ってる管理室の鍵を目当てに近づいてきた」

あおい「つまり、黒幕は管理室の鍵を持っていない人ってことに…………やっぱり、生徒……?」

涼川「違う。生徒たちにあらぬ疑いを持つのはやめてくれ。俺は教師だ、生徒を傷つけたくない」

蘭「よく言うよ……生徒を脅したくせに……」

あおい「もしかして、外部の人間ですか?」

涼川「……今はそうだな」

ひなき「見え隠れする真のラスボスの影! うう〜! 燃える展開だぜ〜」

あかり「なんだかドラマみたい!」

蘭「呑気なこと言ってる場合か? あかりたちは退学なんだろ?」

あかり「え!? あ、そっか! ひぇ〜、ど、どうしよう! 私が涼川先生の名前を言っちゃったせいで……!」

涼川「だから、生徒を傷つけたくないって言っただろ。退学ってのは大空たちを従わせるためについたかわいい嘘だ」

ひなき「なんだ嘘か〜」

スミレ「学園を追い出されちゃうかと思った……」

あかり「寿命が縮んだよ〜」






44以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 22:19:37.434 ID:QMtO+B3Y0.net
涼川「ったく、はやとちりしやがって。……おっと、もうこんな時間か。じゃあ、俺はもう行くからな」

あおい「あっ! ちょっと待ってください!」

涼川「なんだよ」

あおい「まだ話の途中です! もっと黒幕の情報を教えてください!」

涼川「だめだ、これ以上は言えない。俺の沽券に関わるんだ」

いちご「涼川さんの……?」ジー

蘭「いちご。『股間』じゃなくて『沽券』な」

いちご「あっ、そっか! 『こけん』か!」

涼川「……ほら、大空たちもはやく教室に戻れよ。午後からレッスンのはずだろ」

ひなき「そうだった! はやく行かないと遅れちゃう!」

あかり「星宮先輩! 私たちはこれで失礼します!」

いちご「うん。ばいばーい」

蘭「『ばいばーい』じゃないだろ! このまま帰しちゃっていいのか!? 盗みを働いたのは事実なんだぞ?」

いちご「え? だって本当の泥棒さんは他にいるんだよね?」

蘭「そ、それはそうだけど……実行したのはあかりたちなわけだし……」






45以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 22:25:49.126 ID:QMtO+B3Y0.net
蘭「一応、学園長のとこに連れてくとかしたほうがいいんじゃないか?」

いちご「どうしよっか。あおい」

あおい「え? 私?」

いちご「だって警視総監ってすっっっっっごく偉いんでしょ? あおいが決めてよ」

あおい「うーん。じゃあ、許しちゃおっか」

蘭「軽いな」

あおい「あかりちゃんたちも涼川さんも、脅されて仕方なくやったことなんだし」

あおい「私たちが黒幕の正体を突き止めて、カードを取り返せば万事解決じゃない?」

蘭「まあ……警視総監様がそう言うなら仕方ないな」

いちご「だってさ! あかりちゃん、スミレちゃん、ひなきちゃん、涼川さん!」

あかり「あ、ありがとうございます! すっごくかっこいいです! 霧矢先輩!」

ひなき「ですなー! 流石イケナイ警視総監!」

スミレ「犯人逮捕、がんばってください!」

涼川「まあ、怪我しない程度に頑張れよ。じゃあな」

いちご「ばいばーい」






46以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 22:29:33.938 ID:Sx48XbNaK.net
いちごたんかわいい






47以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 22:29:45.497 ID:VJ0R3rP70.net
蘭ちゃん以外頭おかしい






48以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 22:32:24.905 ID:QMtO+B3Y0.net
蘭「とは言ったものの、黒幕の正体は全く掴めなそうにないな」

いちご「え? ヒントは教えてもらったでしょ?」

蘭「分かるのか? そのヒントとやらで、黒幕の正体が」

いちご「うーん、ちっとも」

蘭「だろうな」

いちご「ここはやっぱり、警視総監殿の意見を聞いてみましょう!」

蘭「だな。ご使命だぞ、あおい」

あおい「うん……まだおぼろげだけど……黒幕の正体はかなり絞れてきてると思う」

いちご「おお!」

蘭「本当か?」

あおい「私が『外部の人間ですか?』って聞いたら、涼川さんは『今はそうだ』って答えたでしょ?」

蘭「ああ。言ってたな……そうか、『今は』か」

あおい「うん。それって、『今は違うけど前はそうだった』って意味だったんじゃないかな」

蘭「……つまり、かつて学園にいた人物が黒幕か……卒業生とか?」

あおい「元職員かもしれない」

蘭「どちらにせよ、範囲が広くないか?」






49以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 22:37:39.670 ID:QMtO+B3Y0.net
あおい「もっとヒントがあれば……」

いちご「あっ! 箒!」

あおい「え?」

蘭「なんだ、突然」

いちご「箒じゃないかな!?」

蘭「何が?」

いちご「涼川さんっていつも箒を大切そうに持ってるでしょ?」

あおい「うん。教師になってからも、つい箒を片手に掃除しちゃうって言ってたね」

いちご「それだけ大切な箒を人質にとられたら……」

蘭「人じゃないけどな」

あおい「まさか、『箒を無事に返してほしくばアイドルのカードを盗め』と脅されて……!」

いちご「うん!」

あおい「凄いよいちご! これは重要な手がかりかもしれない!」

いちご「えへへ〜」

蘭「盛り上がってるとこ悪いけどさ、涼川さんの箒ならそこの地面にめり込んでるぞ」

いちご「あれ? そっか……うーん、違ったかぁ」






50以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 22:39:00.295 ID:RZPyW0/yd.net
いったい何月さんなんだ…






51以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 22:43:15.436 ID:QMtO+B3Y0.net
あおい「箒を人質にとられたっていう考えが間違ってたとしても、方向性は正しいよ」

蘭「どういうことだ?」

あおい「つまり、涼川さんがどうして脅されたのか。その理由から探るってこと」

あおい「脅しって、その人にとって大切で触れられたくないモノを狙う場合が多いでしょ?」

あおい「そこを突くのって、誰にでもできることじゃないはず」

あおい「『弱み』が何だったのかを重点的に調べれば、真相に近づけるかもしれないよ」

蘭「弱みか……たしかに涼川さんは簡単に誰かの言いなりになるような性格じゃないかも」

蘭「脅しが成立してるってことはよっぽどのことだ。重要な手がかりかもしれないな」

あおい「涼川さんが嫌がることってなにかな」

いちご「私は海苔弁当の海苔がお弁当箱の蓋の裏側にくっついちゃうのがスッゴク嫌だなぁ」

蘭「いちごは『海苔弁当の海苔を蓋にくっつけるぞ』って脅されたら泥棒するのか?」

いちご「まさか! しないよ! 絶対!」

蘭「だったら他の可能性を考えよう」

いちご「うーん」






52以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 22:47:52.191 ID:QMtO+B3Y0.net
あおい「ここで考え込んでてもしょうがない。初心に戻って、聞き込みしない?」

蘭「だな」

いちご「誰から話を聞こっか」

あおい「涼川さん繋がりで、ジョニー先生なんてどうかな。男子会でよく話すだろうし」

蘭「いいんじゃないか?」

いちご「よーし! ジョニー先生を確保だ! ア〜!」

蘭「それやめろって……」






53以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 22:55:32.889 ID:QMtO+B3Y0.net
―――

ジョニー「ノー。ダメだ」

いちご「え〜、なんでですか?」

ジョニー「男子会は男子のみに与えられた憩いの場。ハニーたちには俺たちの会話の内容を教えられない決まりだ」

ジョニー「トップ中のトップ! トップシークレッツ! 口が裂けても言えないぞ」

あおい「涼川さんのことなんです! ここ最近、何かありませんでしたか?」

蘭「細かい会話の内容はいいですから、少しでも情報をください!」

ジョニー「涼川の最近? いや、とくに何も無いぞ。なんでそんなこと調べてるんだ?」

あおい「じゃあ過去は? 涼川さんとこの学園の誰かとの間でトラブルがあったとか……なにかありませんか?」

ジョニー「っ! ……あーっと! もうこんな時間だ! すまないがハニーたち! もう行かねば」

いちご「えぇ!?」

ジョニー「じゃあな! シーユー! アディオス! グッバイ!」ダッ

いちご「行っちゃった……」

蘭「あきらかに動揺してたな」

あおい「うん。涼川さんの過去に、何かある……!」






54以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 23:02:40.473 ID:QMtO+B3Y0.net
蘭「モア・ザン・トゥルー関係のことかな」

あおい「どうだろう。涼川さん個人のことかもしれないし、まだ分からないよ」

いちご「あれ? あそこにいるの、さくらちゃんじゃない?」

あおい「あ、ホントだ。話を聞いてみよっか」

いちご「うん! おーい!」


さくら「いちご様、あおい様、蘭様。こんにちは」

蘭「これから仕事か?」

さくら「はい。雑誌の取材を受けるため、出版社へ向かうところです」

いちご「そっかぁ。それじゃあ、邪魔しちゃ悪いかな」

あおい「うん。引きとめちゃってごめんね」

さくら「あの、なんでしょう。わたくしにお手伝いできることがありましたら、何なりとおっしゃってください」

蘭「いや、いいんだ」

さくら「いいえ。そういうわけにはまいりません。スターライトクイーンとして、諸先輩方の頼みを蔑には……!」

さくら「あ、どうか! このわたくしめに〜ご相談くださいますよう〜お願い申し上げ〜たてまつりまする〜」カカッ

いちご「出た! 北大路劇場!」






57以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 23:07:58.011 ID:QMtO+B3Y0.net
さくら「学園の過去……ですか?」

あおい「うん」

蘭「なあ。涼川さんの名前は出さないのか?」ボソッ

あおい「無闇に触れ回るのもどうかなと思って……」ボソッ

さくら「……関係があるかはわかりませんが、さくら荘にとあるマニュアルがございます」

いちご「マニュアル? なんの? エアコン?」

さくら「いえ。スターライトクイーン特別寮の防犯設備に関するものです」

蘭「へぇ……特別寮って、やっぱり防犯も特別なんだな」

あおい「でも、私たち美月パレスに潜入したことあるよね?」

いちご「うん。その時は楽勝だったよ?」

さくら「実は、その防犯設備は男性にのみ反応するものなのです」

蘭「男性にのみ……?」

さくら「はい。かつて、スターライトクイーン特別寮へ忍び込んだ不敬な者がいたらしく……」

さくら「以来、特別寮には定められた男性のみしか入れないよう、特殊な防犯設備が設置されたのです」

蘭「なあ……、その不敬な者って……」ボソッ

あおい「うん……」






58以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 23:14:18.816 ID:QMtO+B3Y0.net
あおい「さくらちゃん。そのマニュアル、見せてもらえないかな」

さくら「はい、もちろん。アイカツフォンに入ってます」

ピュイン

さくら「どうぞ」

あおい「ありがとう」

蘭「なになに。身体的特徴をスキャンし、男性と思われた場合は警告……従わなければ火炎放射って、ずいぶん物騒だな」

いちご「ひえぇ〜。水ぶくれになりそう」

蘭「水ぶくれで済めばいい方だと思うぞ」

あおい「マニュアルの内容も気になるけど、今はデータの更新日を確認するのが先」

蘭「だな」

あおい「えーっと……あった。対男性・火炎放射機の情報は、私たちが入学する少し前に更新されてるみたい」

蘭「ってことは、特別寮の主が美月さんだった時だな」

いちご「じゃあ、美月さんに話を聞いてみよう!」






59以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 23:19:16.201 ID:QMtO+B3Y0.net
―――

美月「あら、どうしたの? 3人揃って」

いちご「すいません、忙しかったですか?」

美月「ええ、とっても。これから次の仕事へ向かうところ」

蘭「まあ、ですよね」

あおい「忙しくない時なんてなさそうだし……やっぱり事務所に押し掛けたのはまずかったかな」

蘭「いちごがどうしても行くって聞かないから」

いちご「だって、こうでもしなきゃ会えないもん!」

美月「ふふ。あなたたちがわざわざ来てくれたのなら話は別」

月影「次の予定、少し遅らせます」

美月「はい。それで、何の用? よほどのことがあったみたいだけど」

あおい「お忙しいみたいなので、ずばり聞きます。涼川さん……と聞いて、何か思い当たることはありますか?」

美月「…………そう。その話なの……ふぅん」






60以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 23:25:52.760 ID:QMtO+B3Y0.net
蘭「その反応……やっぱり!」

いちご「何か知ってるんですか?」

あおい「美月さんは……涼川さんの弱みを握ってるんですよね?」

あおい「これは想像ですが、涼川さんは美月パレスへ侵入したことがある。違いますか?」

美月「驚いたわ。たしかに、そういうことがあった」

いちご「涼川さんは美月パレスで何をしたんですか? 掃除ですか?」

美月「私の下着を盗もうとしたのよ」

いちご「えぇっ〜!?」

蘭「こりゃ……たまげたな」

あおい「なるほど……それをばらされたくない涼川さんは……」

美月「霧矢」

あおい「え?」

美月「……」カキカキ

スッ

【盗聴されてるから、筆談するね】

あおい「……!」






61以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 23:31:39.134 ID:QMtO+B3Y0.net
蘭「なんだ? こ、これって……!」

いちご「え!? とうty」

あおい「いちごっ」

ガバッ

あおい「しっー!」

いちご「……!」

あおい「たしかに、涼川さんって女性の下着とかに興味ありそうですね」カキカキ

【誰に盗聴されてるんですか?】

美月「でしょう? 今日はそれについて聞きにきたの?」カキカキ

【私を脅している人物】

あおい(美月さんも脅されていたの……!?)

蘭「はい。さくらから、昔寮に潜入した人がいるって聞いたもんで」カキカキ

【学園でカード泥棒の被害が出ています。美月さんが指示したことですか?】

美月「……………へぇー、そうなの」カキカキ

【ええ。彼に命令されたから、涼川直人にお願いしたわ。過去の下着泥棒を取引材料にね】

あおい(彼……? 涼川さんのことじゃないんだよね……)






63以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 23:37:10.338 ID:pUfn3X8za.net
マジかよよっしゅん最低だな






64以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 23:38:10.131 ID:QMtO+B3Y0.net
美月「……」カキカキ

【彼が指定したのは学園のカード。学園に籍を置いていない私には都合が悪かった。鍵の問題もあったしね】

あおい(だから涼川さんを実行犯に……実際はあかりちゃんたちにその役が回ったんだけど)

いちご「ねえねえ、あおい」ボソッ

あおい「なに?」ボソッ

いちご「私も書きたいから、紙ちょうだい」ボソッ

あおい「うん」

いちご「ありがと。えーっと」カキカキ

【美月さん。今日のお昼ごはん、なに食べました?】

蘭「……」カキカキ

【それは筆談じゃなくて直接聞けばいいだろ】

いちご「……」カキカキ

【あ、そっか】

いちご「今日のお昼ご飯、何食べました?」

美月「お寿司よ」

いちご「いいなぁ〜」






65以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/12/06(日) 23:43:27.634 ID:QMtO+B3Y0.net
蘭「……ゴホン」カキカキ

【話を戻すぞ。美月さん、彼って誰ですか?】

美月「……」カキカキ

【名前は知らないわ。ただ、知っていたとしても正体を教えることはできない】

【警察へ通報したり世間

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